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情報の独占を阻止せよ

(拙著「ある日突然、AIがアナタの会社に」(マイナビ新書) より “おわりに” の部分 <一部改>)

goo.gl/EwCm9s

ここまで、少し想像力を働かせすぎた感もありますが、AIやロボット、IoTなど最新技術がもたらす未来の姿に思いを馳せてみました。お金がいらなくなる社会、そんな中でも人間は、やはりモチベーションあるいは夢を持ち、生きていく。そんな、どちらかといえばポジティブな想像です。

しかし、こうした技術、あるいはそれを下で支えるデータも、その扱いを誤ると、未来はもっと暗いものになってしまいます。これからの時代をけん引するであろうAIが行う様々な分析や判断は、そのほとんどが世の中にある情報をベースに行っています。もしも一部の権力者が、この情報を独占してしまったらどうなるでしょうか。
一部の金持ちが自分の儲けにつながるような情報を独り占めしたり、為政者が自分にとって都合の悪い情報を隠したり、改ざんしたり、あるいは、自分に都合の悪い思想の持ち主を探して、その発言を握りつぶしたり、そして何より、すべての国民が平和で豊かな生活を送っているかのような幻想を巻き散らすことが横行すれば、AIは金持ちと権力者だけに都合の良い、逆にそうではない人間には悪魔のような道具に成り下がってしまいます。

そうしたことを避けるためには、一部の人間だけが支配する情報をできる限り少なくしなければなりません。その為には、情報の独占を監視し、その透明性を確保する技術、社会制度、法律等を一日も早く確立すべきです。誰が、どのような情報を持っていて、それが開示すべきものであれば、強制的にでも開示させる。もちろん、情報の改ざんや隠ぺいを防ぐために分散台帳なども利用して、その透明性と真正性を確保する必要があると思います。相当な大仕事かもしれませんが、すでに情報を中心にしたAI社会が、その姿を現し始めている今の時代、本当に急いでやらなければならないことは、むしろ、そうしたことかもしれません。

皆が、情報の価値というものに敏感になり、その独占を何者にも許さない心構えが、今の私たちには求められていると言ってもよいでしょう。

Why Japanese workers are working too much?

Japanese workers are working too much.

In my opinion, the productivity of Japanese workers is too low.

Various things around them are pushing down their productivity,

Useless institutions and approval actions by countries and companies,

Quality assurance system and quality control method without sharpness.

Their timidity for their innovation eventually causes them to miss large profits, making their company an organization that can make less profit with multiple labor

The root cause of such things, I think that they do not know the real meaning of taking risks

They think that escape from danger is a risk measure

And they hate that they ultimately take responsibility

So, we have created a system that does not know who takes responsibility, wanting quality to the place that is not essential, and want to run away from new things

So, they make up a system that does not know who takes responsibility, originally asking for quality to where it is not necessary and wanting to escape from new things

Japanese people are originally excellent people. I think that it is necessary for them to learn more about risks in order to make a society where everyone can spend comfortably by making good use of their excellence.

If so, giving women more opportunities for work may also be difficult for Japanese people because of new things.

Women’s success is not a risk, but I think that there are many men and women who think so so freely in this country, there is a tendency to escape from there.

Their timidity for their innovation eventually causes them to miss large profits, making their company an organization that can make less profit with multiple labor

Various things around them are pushing down their productivity

So, they make up a system that does not know who takes responsibility, originally asking for quality to where it is not necessary and wanting to escape from new things

The root cause of such things, after all, I think that they do not know the real meaning of taking risks

So, after all, we have created a system that does not know who takes responsibility, wanting quality to the place that is not essential, and want to run away from new things

They think that escape from danger is a risk measure

Useless institutions and approval actions by countries and companies

And they hate that they ultimately take responsibility

Japanese people are originally excellent people. I think that it is necessary for them to learn more about risks in order to make a society where everyone can spend comfortably by making good use of their excellence.

If so, giving women more opportunities for work may also be difficult for Japanese people because of new things.

Quality assurance system and quality control method without sharpness

Women’s success is not a risk, but I think that there are many men and women who think so so freely in this country, there is a tendency to escape from there.

IT vendor’s project management obligation in Japan

Well, anyway, no matter where I go, I start with this story first, but do you know “vendor’s project management obligation” in the IT development project?

For example, in some IT development projects, even after agreeing to freeze requirements, users may add new requirements or change from one to the next.
Ofcourse, these project will be confused, the schedule will be late, the cost will overrun, and finally the project finally failed.

Now is the bender who did not stop the requirement change change? Or was it a vendor who could not finish development after continuing to receive it?

And, there are many cases in which lawsuits are sought over the damages of projects that failed in this way,the lawsuit between IBM and Suruga Bank was also a trial involving such a problem. In these conflicts, looking at the judgment the court, often judge “the vendor side is bad.”.

“why? “, “Is user action that adds or changes requirement after freezing correct?” Many people may think so.

Many people think so. surely. I’m sending a lecture and making this a two-choice problem and asking customers to answer, but there are still many people who overwhelmingly predict the user is bad.

I think there is a unified way of thinking in the japanese court.
Even if action of user destroy the project, the user him / herself is not an IT professional and does not know how much negative influence his own action will have on the project.

Specifically, what should a vendor do when a user starts speaking selfish? It seems that the following response is required.

・ Refuse to add requirement. (Explain that the project will be broken if you do that).

・ Estimate change in schedule and cost Estimate .

It is vendor’s obligation (not a right!) .

ベンダのプロジェクト管理義務

まあ、とにかく、私の場合どこに行っても、まずはこの話から始めるんですが、IT開発プロジェクトにおける「ベンダのプロジェクト管理義務」って、ご存知でしょうか?

例えば、あるIT開発案件において、要件を凍結することで合意した後も、ユーザが次から次から新しい要件を追加してきたり、変更したりを辞めなかったとします。当然、プロジェクトは混乱して、スケジュールは遅れるは、コストはオーバするはで、ついにプロジェクトが破綻してしまった場合、さて、悪いのは要件追加変更を止めなかったベンダなんでしょうか?それとも、それを受け続けて、開発を完了できなかったベンダなんでしょうか?

実は、こうして破綻したプロジェクトの損害賠償を巡って訴訟になることもあって、というか、枚挙にいとまがなくて、裁判所では、これについてある程度統一した考えを整理しています。IBMとスルガ銀行の訴訟なんかも、そうした問題を孕んだ裁判でした。

で、こうした争いにおいて、裁判所の判決を見てみると、これはベンダ側が悪いとするものが多いわけです。

「えっ?要件凍結後もワガママ言って、プロジェクトを壊したのはユーザの方なんじゃないの?」そう考える方も多いですよね。きっと。私は講演なんかで、これを二択の問題にしてお客さんに答えてもらうんですが、やはり圧倒的にユーザが悪いとする人が多いんです。

何故か。裁判所には、ある統一した考え方があるように思います。つまり「餅は餅屋」という考え。つまり、ユーザがワガママを言ってプロジェクトを壊しても、ユーザ自身はITのプロで、自分のワガママがプロジェクトにどれだけの悪影響を及ぼしてしまうのかが分からない。そういうところはプロであるベンダの方が、コントロールしなければならないという考え方です。

具体的にベンダは、ユーザがワガママを言い始めたとき、どうすればよいのか。もちろんケースバイケースですが、次のような対応が求められるようです。

・要件の追加を断る。(そんなことやったらプロジェクトが壊れますという説明をする。)

・代替提案をする。(じゃあ代わりにこの要件を落としてくれとか、その要件の代わりになる別の提案をするとか。)

・スケジュールや費用の変更を見積もる

このようなことをするベンダの義務(権利ではない!) のことをプロジェクト管理義務と言って、これを怠ると、ベンダは債務不履行という不法行為に問われてしまいます。

相手はお客さんのことですから、なかなか言いにくいのも分かるのですが、やはり言うべきことを言わないと、結局、ベンダ側が多大な損失を被ることになるので、ここはひとつ、勇気をもって頑張っていただきたいところです。

 

 

IPAセキュリティ調査

私も「有識者A」だか「B」だかでヒアリングを受けたIPAのセキュリティ調査
ややややや。。。。ちょっと意識低すぎ。RPAだAIだと言う前に、もっとやっておくことあるでしょ!
そういえば、以前にある裁判で情報漏洩を起こした企業の社長さんが、裁判所に「個人情報を扱うにしてはアンタの会社のセキュリティはなってなさすぎ!」と責められたとき、「そこまでの対策を行うのは、経営的に見て合理的ではない!」なんて、臆面もなく答えてた。要するに、お金がもったいないからセキュリティなんて、ソコソコにしとけってこと。。。。だったら、そんな商売止めましょうよ。ビジネスモデルとして成り立ってないんだから。
銀行が、お金ないから金庫買いませんとか言いますか?火薬工場が、もったいなくてスプリンクラーなんて付けられませんっていいますか?

イノベーションには投資家の力

お陰様で、拙著「システムを外注するとき読む本」の増刷(第4刷) が決まりました。まことにありがとうございます。

日本発のイノベーションが、なかなか起きないなんて嘆く声を、政府でも民間でもよく耳にしますが、そりゃそうかなという感じです。だって、いいアイディアを持つベンチャーとかがいても、先立つものがないんですから。。。。経産省のハッカソンとかで優勝するような面白いソフトウェアも、その賞金が雀の涙じゃあ、何もできません。よいアイディアも製品化されず、拡販もされないままでは、宝の持ち腐れです。

やっぱり、ここは投資家さんに興味を持ってもらうことではないですかね。Facebookだって、ウーバーだって、そうやって伸びてきたんでしょうから。投資家さんは、その経験から、カネのにおいがしそうなアイディアを見つけること、それをビジネスとして成立する為にベンチャー企業や個人を厳しく指導することができるはずですが、残念なことに日本では、この投資家と開発者・研究者の出会いの場がないような気がします。

そういう場があったらいいんですけどね。横浜のみなとみらいあたりに、co-worikingスペースを作って、そこに来れば何か儲かりそうなアイディアが転がってる、そこに来ればお財布と出会えるみたいな。霞が関にあるコードフォージャパンみたいなものに投資家がやってきて、その場で、プレゼンやデモを見ながら、ああでもないこうでもないと議論をして、見込みがありそうなものをビジネス化する相談ができるみたいな。。。

そんな場所が出来たら、イノベーションももっと起きそうなんですが。。。